子育てをしていて、子供にお金について聞かれた時になんと答えたらいいのか迷うことが増えました。それは働き方やお金の得かたが変化しいることに気づいたからです。私は「仕事というのはしんどいものやねん。お金もらうってそういうことや!やからしんどくても耐えて耐えて我慢しぃや!」という根性論を植えつけられて育ちました。30代40代でもそのような育ち方をした人は珍しくないと思います。今、私は植えつけられたその根性論の思考を考えなおすべき時がきたと感じています。
まず私が変わろうと思って行動にうつしたのは、職をかえることでした。「資格を取得して働くことが、この先の人生で生きやすくなる」という洗脳から抜け出そうとしたのです。その道しかすすんではいけないと自分に呪いをかけてしまっていました。その呪いから説きはなたれた時、解放感をかんじました。しかし、なんでも挑戦しよう!という気持ちと、これでいいのかという不安も存在していました。
周りから聞こえる「資格があるのにもったいない」という言葉が胸にささります。そんな時に出会ったのがこの「新・魔法のコンパス」でした。
内容
人間は「知らないものを嫌う」生き物だ。しかし知らないものの中にキミの未来が眠っている。たとえば、「お金」「広告」「ファン」。学校では教えてくれなかったが、最も直視すべき問題だ。現在、めまぐるしくルールが変更され、昨日までの常識が今日の非常識になることもザラ。その一方で、「時代が変わっても変わらないルール」も存在する。そんな普遍的なルール、しなやかに時代を歩くための羅針盤を“現代の革命家”ことキンコン西野がキミに授ける!
「新・魔法のコンパス」引用
西野亮廣さんはこんな人
西野 亮廣(にしの あきひろ)
1980年生まれ。芸人、絵本作家etc. 99年に梶原雄太と「キングコング」を結成。人気絶頂の2005年、「世界一面白い芸人になる」夢をかなえるため、テレビから軸足を抜いた結果「炎上芸人」などとバッシングを受けるが、絵本やビジネス書執筆など結果を出し続け、熱狂的支持を得る。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は国内最大で19年4月現在、会員数2万3000人超。著書に「新世界」などがある。
「新・魔法のコンパス」引用
オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」 外部リンク:https://salon.otogimachi.jp
未来に不安のある人もワクワクしている人も。子供の未来をみすえた上で、どう教育していったらいいのか模索している人。変わろうと思っている人。今の現状から抜け出したい人。西野ワールドに入り込み、魔法のコンパスを受け取って下さい。
「新・魔法のコンパス」はこんな本!


希少価値を上げてお金をうみだす
お金というのは、他者に提供した「労働」の対価じゃなくて、他者に提供した「価値」の対価なんだ。
「新・魔法のコンパス」引用
前までの私は「そりゃそれが理想やけど。人に雇われてする仕事が大半やし、時給であったりお給料を決めるのは会社やから。お金もらってるから一生懸命働いてる。」と他人事としてスルーしてました。それが遠い遠い世界の話やと。
さらに、一生懸命働くことで自分がその「価値」のある人間になれるのだとすら信じていました。しかし、西野さんは、大事なことは「希少価値をあげることだ」といっています。
例えばきみが最初に1万時間を費やしたポイントをAとする。キングコング西野の場合だとAは「お笑い」だね。
Aに1万時間を投下して、「100人に一人」の人材になったならば、次は全く違う分野Bに乗り込んで、そこで1万時間をついやす。Bでも「100人に一人」の人材になるわけだ。
キングコング西野の場合だと「B」は「絵本」かな。この「A」と「B」の両方を兼ねている人間は、「100人に一人×100人に一人」なので、「1万人に一人」。この瞬間に希少価値が一気に上がる。
漫才ができる絵本は「1万人に一人」しかいないわけだ。絵本業界の話をおもしろく語れる人材も「1万に一人」。
「新・魔法のコンパス」引用
今までは、ひとつのことを長く続けることこそが極めるということで、その人の価値を生み出すのだと思われがちでした。しかし、それでは「100人に一人」の壁を乗り越えることができないのです。とにかくいろんな分野に手をのばし、挑戦し極めることこそが希少価値を上げる方法だと。
これからの人生を歩んでいく大人にも考えさせられる思考だと思いました。また、これからの子育てのヒントとしても活かしていけるのではないでしょうか。
環境の変化を利用する
・世界には「クリエイター(発信者)」と「オーディエンス(受信者)」の二種類の人間しかいなかったが、SNSなどを通してクリエーターとオーディエンスを行き来している「セカンドクリエイター」がうまれた。セカンドクリエーターの割合がとても多くいかに巻き込むかが大事である。
・「結果」ではなく、「物語」を売りにしていく。
「新・魔法のコンパス」引用
現代の変化によってできたセカンドクリエーターをいかに利用するかについて述べられていました。「結果」ではなく、「物語」を売りにしていくというのは、セカンドクリエイターを情報発信の「結果」にたどり着くまでの「物語」の部分に巻き込み、興奮させたり満たしてあげる、いうことです。
この、変化を利用するという思考は他にも利用できることかもしれません。変化があるものこそ今までのやり方を変えて成功へと導くチャンスなんだと教えてもらいました。
視点をかえて向かい風も追い風にする

・過去はかえることはできる。
たとえば、卒業式の登場に失敗した過去だったり、たとえば、好感度が低い過去だったり、
過ちや恥ずかしい過去だったとしてもネタにしてしまえば、過去が輝きだすわけです。
「登場に失敗してよかったな」と思えるし、「嫌われていてよかったな」と思えます。
・ヨットは「追い風」だと前に進むし、「向かい風」でも帆の傾け具合で前に進む。
一番やっかいなのは「無風」で、この時、ヨットはぴくりとも動かない。(ヨット理論)
未来のことを考えて進むだけがポジティブなのではなくて、過去をポジティブにすることもできるのだと胸をうたれました。
向かい風を発想の転換でいつも追い風に変えられる人間になれたら、なんだってチャレンジできると思うし人生楽しいと思います。うまくいくのもダメになるのも自分の考え方次第だと教えてもらいました。
まとめ
・お金は他者に提供した価値の対価で、希少価値をあげるのが大事!
・時代の変化はやり方を変えることで、成功を導く。
・視点を変えて向かい風を追い風にする!
さいごに
子供の胸に魔法のコンパスをもって生きて行ってもらえるように、ここで学んだことを、理解ができるタイミングで少しずつ教えてあげようと思いました。西野ワールドは私にないものがたくさんあって、新しいことに挑戦することは恐れではなく、わくわくするものであると教えてくれました。転身しようとする私の背中を押してくれました。この本に出会えてよかったです。
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価格:712円 |